近頃では高齢者の感染についても話題のRSウイルス感染症。
今回は乳幼児の感染に焦点をあて、妊婦でも接種できるRSウイルスワクチン『アブリスボ』がどんなワクチンなのか、副反応や価格を紹介します。
RSウイルス感染症とは
RSウイルス感染症とはRSウイルスに感染することによって起こる呼吸器の感染症です。
乳児はほぼ100%で2歳になるまでに感染するといわれています。
感染すると、4~5日の潜伏期間を経たのちに発熱や鼻汁、せき、のどの痛みなどの風邪症状が数日続きます。
ひどい場合は細気管支炎や肺炎を起こしてしまいます。
妊婦でも接種できるRSウイルスワクチン
RSウイルス感染症は乳幼児が感染すると症状が重たくなる可能性があるというのでワクチンを接種するとにしました。
妊婦用接種用アブリスボ
妊娠中にお母さんから赤ちゃんへ胎盤を通じて抗体の一部が移行する母子免疫を利用して、生後数カ月間RSウイルス感染症から赤ちゃんを保護することが期待されるのがアブリスボです。
アブリスボは1回0.5mlを筋肉内に接種します。1回の接種で済みます。
接種後の副反応に接種部位の晴れ・紅斑・痛み、倦怠感、軽度の発熱や低血圧、吐き気、失神などがあらわれる場合があります。
そのため接種後は30分ほどは病院内で経過観察が必要です。
接種できる期間は妊娠24週から36週の間で、費用は保険適応外のため自費負担となります。
ワクチン接種をして
産後に上の子がRSウイルスを園でもらってくる可能性を考えてワクチン接種を決めました。
事前に産婦人科でアブリスボ接種を予約し、31週を迎えたある日の体調が良いことを確認して接種します。
注射自体は少々痛みがある程度でしたが、アッという間に終わります。
接種後は院内で30分ほど椅子に座って安静にしていました。
30分ほど経過したら腕が重たくなってきましたが、それ以外の副反応は出ず問題なし。
接種部位の痛みもなく、同じ日にした採血注射の痕のほうが痛いくらいでした。
同じ筋肉注射でも以前接種した子宮頸がんワクチンの方が痛みが強かったです。
ワクチン接種翌日に少し腕が痛くなりましたが、日常の動きに支障がでるほどではありませんでした。
覚悟していたよりも痛みがなかったので、上の子のお世話もつらくなく、助かりました~!
ちなみに私が通っている産院での接種費用は33,000円でした。
接種後、母子手帳に接種したことを記載してもらえるので、産後に赤ちゃんが体調不良で病院にかかるときにはアブリスボを接種したことを伝えてください。
まとめ
RSウイルスは乳幼児が感染する率がとても高く、特に乳児は症状が重くなる可能性が高いようなので、ワクチン接種できると安心だと思います。
保険適応外のため自費負担なので少々お金がかかるのがネックですが、接種を検討される方は通っている病院側と相談してください。
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