2023年秋から注文住宅を建てるために動き出し、2025年春、無事に新築一戸建に入居しました!
私、鈍角は人生初の戸建て住宅暮らしになります。
建築士の資格を持つ夫が主体となって作り上げた注文住宅です。
家づくりを始めると「ハウスメーカーってどう選ぶのが正解?」「工務店と何が違うの?」「選択肢が多すぎてわからない…!」と迷子になる方、多いのではないでしょうか。
私たちもその一組でした。
特に北陸は、工務店やハウスメーカーの数がとても多く、どこから手をつければいいのか悩みました。
まず迷う「工務店」と「ハウスメーカー」の違いって?
我が家は工務店の見学などには行っていませんが、調べた範囲での違いを簡単にまとめました。
項目 | 工務店 | ハウスメーカー |
---|---|---|
規模 | 地域密着・小規模 | 全国展開・大手が多い |
自由度 | 高い(要望に柔軟) | 規格住宅中心で制約あり |
保証・安定感 | 個別対応の差が大きい | 保証制度が明確で安心 |
値段 | 抑えられることも | 均一でやや高めな印象 |
私たちは「子育てしやすい快適な家=性能重視」と考えていたので、ハウスメーカーを中心に比較していくことにしました。
ハウスメーカー選びで重視した5つの条件
マイホームを建てるうえで、家族みんなが心地よく、安心して暮らせることは大前提ですよね。
家づくりは一生のうちでも大きな買い物なので納得できることが大切です。
資料やモデルハウスを見ていく中で、夫婦で一致していた条件は以下の通りです。
- 断熱性が高く、冬も暖かく過ごせること
- 地震に強い構造(耐震等級が明記されている)
- アフターサービスや保証制度がしっかりしている
- 価格が大きく予算オーバーしないこと
- 担当さんの人柄と対応
断熱性が高い
快適な暮らしを送るためには住宅の断熱性がとても大切だということで、高断熱住宅は我が家にとって欠かせない条件でした。
高断熱の家は夏は涼しく冬は暖かいので、冷暖房費を抑えられるだけでなく家族が健康に過ごせるのが魅力です。
現地見学をしたのはもちろん、モデルハウスで宿泊体験をして実際の住み心地を体験しました。
使用する断熱材の種類や厚み、気密性の高さなども各社で比較しました。
地震に強い構造
家づくりの最中に能登半島地震があったので住宅の耐震等級や構造についても重点的に調べました。
大切な家族を守るため、地震に強い家づくりは外せないポイントです。
耐震等級の高い建物であれば、いざというときにも不安が少なくて済みます。
実際に各社の耐震構造を比較したり耐震診断の実例なども確認したりしました。
安心して長く暮らせるよう、しっかりとした耐震性を重視しています。
アフターサービスや保証制度がしっかりしている
新築住宅だからといって、完成したら終わりではありません。
長く住み続けるためには、住宅会社のアフターサービスや保証制度がしっかりしているかも重要です。
我が家の場合、万が一のトラブルや不具合にも親身に対応してもらえる安心感を重視しました。
保証期間や内容、定期点検の有無などをしっかり比較し「困ったときに頼れる」サポートがあることを条件の1つに加えました。
価格が大きく予算オーバーしないこと
いくら理想通りの素敵な家が建てられると言っても予算を大きく超えたらその後の生活に不安が残ってしまいます。
住宅ローンや将来にわたる家計を考え、適正価格で納得できるプランを選ぶことを重視しました。
あれこれ希望が増えると費用も膨らみがちですが、オーバーしてもどこまでなら大丈夫なのかなど事前にしっかり計画を立てた上で家づくりに取り組むことになります。
本当に必要な設備や仕様を家族でじっくり話し合い、無理なく身の丈に合った家づくりを大切にしました。
営業さんの人柄と対応
住まい選びは営業さんとのお付き合いもとても大切です。
家づくりは長丁場なのでできるだけ対人関係でストレスが溜まるのは避けたいところです。
我が家では、親しみやすく柔らかい雰囲気の営業さんに安心感を持てたのでお願いすることにしました。
家づくりの疑問や不安にも丁寧に応じてくれたことも大きな決め手のひとつです。
また細やかな心配りやレスポンスの良さ、話しやすくて子どもが人見知りしないとか些細なことが信頼につながりました。
住宅会社選びでは、人柄や対応力も重要なポイントだと実感しています。
ハウスメーカーを決める時の動き
家づくりを始める際、最初の一歩はハウスメーカー選びです。
ハウスメーカーや工務店は多く存在しているため、どこに問い合わせるべきか迷ってしまいますよね。
家族のライフスタイルや希望に合った家を見つけるためには、効率よく動くことが大切です。
ここでは我が家で実際に行ったハウスメーカー選びの流れを紹介します。
まずは資料請求から!在宅でもじっくり比較
「子どもを連れて何社も見学はムリ!」という現実を考慮してまず資料請求から始めました。
在宅でも気軽に公式サイトや一括資料請求サービスを利用できるので、子育て中の方にもおすすめです。
我が家も小さな子どもがいるので、最初は無理なく自宅で情報収集を進めました。
複数のハウスメーカーから届いたカタログをじっくり比較し、それぞれの特徴や家のデザイン、標準仕様などを確認。
間取り例・価格帯・標準仕様・工法・住宅性能など、比較ポイントがぎっしり。
資料だけでも「自分たちの希望に近い会社」がかなり絞れてきます。
特に気になったメーカーには、メールや電話で質問もしやすく、イメージもどんどん膨らみました。
焦らず自分たちのペースで比較検討できるので、落ち着いて選べたと思います。
実際に見学したのは4社だけ。でも充分でした
カタログや資料である程度候補を絞り込んだあと、実際にモデルハウスの見学へ。
全部のハウスメーカーを回るのは大変かつ迷うことにもなるので、見学は資料でピックアップした4社に絞りました。
子連れでの外出は体力勝負…!
回数が多ければ多いほど疲れるので、あらかじめ「ここ気になる!」と狙いを定めてから訪問するのがおすすめです。
子連れでの見学は何かと気を使いますが、どのメーカーも親切に対応してくれました。
スタッフの親しみやすさや、家の雰囲気を直接感じられるのは大きなポイント。
ネットや資料だけでは分からなかった「ここなら安心して家づくりを任せられるな」という実感も得られました。
時間も体力も限られているからこそ、見学するメーカーを厳選して正解でした。
モデルハウス見学でチェックしたポイント
限られた見学回数で最大限参考にするために、以下を意識しました。
- 室内の寒暖差(断熱性能の実感)
- 窓やドアの厚み、サッシの種類(トリプル?ペア?)
- 収納の位置と容量(パントリーや玄関収納)
- 標準仕様の内容(キッチン・お風呂・床材など)
- 営業さんの説明の丁寧さ、押しつけ感がないか
- 実際の家での生活をイメージできるかどうか
チェックリストをスマホでメモしておいて、見学後すぐ夫婦で感想を共有するようにしていました。
決め手は性能と信頼感と人柄
最終的に我が家が決めたのは断熱性能・耐震性がしっかりしていて、営業さんの話が一番納得できたハウスメーカー。
資料だけではわからない「雰囲気」や「相性」も、モデルハウス見学でようやく見えてきました。
モデルハウスに泊まる体験ができたので断熱材の性能を体感できたのも良かったです。
さらに希望に沿った土地を紹介してもらえたというのも大かったです。
▼我が家の土地選びのポイントはこちらで紹介しています。
まとめ:子育て中でもムリなくできることを
「じっくり比較したいけど、子どもがいるから無理かも…」と思っていた私たちでも、
- 資料で比較
- 4社に絞って見学
- 家族の希望と感覚を大切に判断
という流れで、納得のいく選択ができました。
北陸は住宅会社が多いぶん、「選ぶ力」が求められる地域です。
でも、見方を変えれば自分たちに合った会社に出会える確率も高いということ。
この記事がこれから家づくりを始める方のヒントになればうれしいです。
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