2023年秋から注文住宅を建てるために動き出し、2025年春、無事に新築一戸建に入居しました!
私、鈍角は人生初の戸建て住宅暮らしになります。
建築士の資格を持つ夫が主体となって作り上げた注文住宅です。
家づくりの中でも頭を悩ませたのが「間取り決め」でした。
広さや動線、収納、将来の暮らしまで考えることが多すぎて、正解がわからない…。
そんな中、我が家はどのように間取りを決めたのか、リアルな流れをご紹介します。
夫が書いた間取りがベース!我が家のスタートライン
土地が決まったあと、夫が毎日のようにiPadで「まどりっち」といアプリを使用して間取り図を書いていました。
最初は完全に夫の趣味時間のようになっていて、私は「まだかな〜」と待っている状態でした。
初めは2階建ても視野に入れていたようですが、「家族全員で暮らす時間はせいぜい20年。その後は夫婦2人の時間が長くなるよね」と平屋案に落ち着きました。
こうして、まずは夫が理想を描き、それをもとに二人で生活を想像しながら修正していくスタイルで進めました。
以前の住まいでの不満点を改善
注文住宅で間取りを考えるとき、私たちが大切にしたのは「前の家で感じていた不便をどう解消するか」でした。
当時住んでいたのは築30年ほどの賃貸アパート。
住みながら「いつかマイホームを建てるなら、ここは改善したいな…」と感じていたポイントがいくつもありました。
- キッチンからリビングの様子が見えづらい
- 洗面所兼脱衣所が狭い
- LDKから離れていて使いづらい一室
- サンルームがあっても風通しが悪くて洗濯物が乾きにくい
- 室内に段差が多くてつまずく心配があった
- お風呂が狭くて子ども2人と一緒に入るのが大変
こうした不満点を解消するような間取りにすることを意識しました。
▼完成した家はこちら
譲れなかった希望ポイントはここ!
夫婦で話し合っていく中で、「これは外せない!」という希望もいくつか出てきました。
- 乾太くんを置きたい!
- リビングに収納が欲しい!
- お風呂は広めがいい!
これらは優先度が高かったので、他とのバランスを取りながら実現しました。
乾太くんを置きたい!
乾太くん導入で乾きにくさを解消し「洗う・乾かす・たたむ・しまう」までが最短で済むように洗濯動線を設計しました。
洗面所に家族全員分の衣装ケースを置いています。
乾太くんについてはこちらの記事で紹介しています。
リビングに収納が欲しい!
日常使いのものをポンとしまえる場所が欲しかったので、小さめのクローゼットを設置しました。
爪切りやハサミなどの文房具や子どものお名前スタンプなど、とっさの時に必要になるものを収納しています。
お風呂は広めがいい!
子どもと一緒でもゆったり過ごせる広さを確保したいということで、お風呂は1.25坪タイプにしました。
子ども2人と入っても窮屈ではなく快適です。
詳しくはこちらの記事で紹介しています。
“できれば叶えたい”も諦めずに工夫
希望と予算のバランスって本当に難しいですよね。
そんな中でも「できれば叶えたいな…」という希望は、工夫して取り入れるか潔く諦めるかの選択が必要でした。
- パントリーを設置したい
- 小屋裏収納に本棚を設置したい
諦めたものは次で紹介します。
パントリーを設置したい
子どもがいると食品のストックが多くなるので、最初から「欲しい」と思っていた設備。
結果的に広めのパントリーを実現できて便利です!
食品ストックだけでなく、災害時の備蓄やティッシュなどの日用品のストックも置いています。
パントリーのおかげで家事動線がラクになった話はこちら▼
小屋裏収納に本棚を設置したい
将来はホームライブラリーのように使いたいという夢がありました。
今は取り急ぎ本棚を置いてお気に入りの本を並べています。
ゆったりと読書を楽しめるようになる日が待ち遠しいです。
予算の都合であきらめた希望も
家づくりは「希望の全部盛り」にはできません。
我が家も予算との戦いの中で、いくつかの希望はあきらめました。
- トイレに手洗い台をつけたかった → 予算の関係で断念。便器はタンクありタイプに。
- リビングに造作棚 → 本当は設けたかったけど、予算オーバーで断念。代わりに前の家から持ってきた机を今も使っています。
こうした取捨選択も、家づくりにはつきものです。
間取りづくりで意識した“これからの暮らし”
家を建てるときって、どうしても「今」の暮らしを基準に考えがちです。
でも、家族全員で過ごす時間は意外と短いかも?と気づいたことが、我が家の間取りに大きな影響を与えました。
子どもが大きくなると少し窮屈かもしれないけれど、それも短い間になるだろうし…。
子どもの成長って早いんだなぁとしみじみ…。
子どもが巣立った後も、夫婦2人で快適に暮らせる家にするため、生活動線や部屋数をシンプルに設計しました。
平屋にしたのも、その考えの延長でした。
▼平屋にした理由はこちら
まとめ:どんな生活をするかを想像するのがポイント
我が家の間取りは、夫が最初に描いたプランをもとに、二人で試行錯誤しながら形にしていった結果です。
生活をリアルに想像して、「本当に必要なもの」を選び取っていく作業でした。
あれこれ迷ったけれど、今の暮らしにはしっくりきています。
これから家づくりを始める方の参考になれば嬉しいです。
コメント