2023年秋から注文住宅を建てるために動き出し、2025年春、無事に新築一戸建に入居しました!
私、鈍角は人生初の戸建て住宅暮らしになります。
建築士の資格を持つ夫が主体となって作り上げた注文住宅です。
この記事では、そんな我が家が実際にどんな流れで家づくりを進めたのかをまとめました。
「家を建てたいけど、まず何をすればいいの?」と疑問に思ってる方のヒントになれば嬉しいです。
ハウスメーカーの決定〜着工
「家を建てるぞ!」と決めてからやったことを紹介します。
ハウスメーカー選びと土地探しを並行でスタート
最初に取りかかったのが、ハウスメーカーと土地の検討。
我が家の場合、「ハウスメーカーを先に決めるか」「土地を先に探すか」で少し悩みましたが、結果的にはこの2つを並行して進めることにしました。
気になるハウスメーカーに資料請求をして比較しながら、土地情報も集める日々。
時間をかけすぎす効率的に進めるのが目的でした。

情報量の多さに目を回したのでどちらかひとつずつ決めていくのがいいかもしれません。
最終的にはハウスメーカーの営業さんが希望条件にぴったり合う土地を紹介してくれたことで、「このメーカーにお願いしよう」と決断しました。
土地の決め手
- 交通の便が良い
- 近くに神社がある
- 予算オーバーしていない
我が家が住む地域は車社会とはいえ交通の便が良いことに越したことはありません。
子どもが大きくなった時に自力で高校に通えるのが理想です。
また神社の近くは地盤がしっかりしていることが多く、昔から災害に強い土地として選ばれてきた場所です。
実際、大きな災害の際にも被害が少ないことが多いと聞き「安心して長く住めそうだな」と思って決め手の一つになりました。
厳密には予算オーバーしてしまったのですが、他の条件を含めると許容範囲内ということで今の土地に決めました。
ハウスメーカーの決め手
- 条件に合う土地を紹介してくれた
- 担当者と話がしやすかった
- 求める性能を備えた家を建てられる
ハウスメーカーは断熱性や耐震性の性能が高く、それがオプションではなく標準仕様となっているところを中心に検討しました。
その中で、担当者と話がしやすくて希望に沿った土地を紹介してくれたハウスメーカーに決めました。
信頼できる担当者と出会えたことで家づくり全体の不安も軽くなり、楽しく前向きに進めることができました。
ハウスメーカーに迷ったときは
様々なハウスメーカーに一括で資料請求できるサービスもあります。
「持ち家計画」は一度の入力で、複数のハウスメーカー・工務店に資料請求・来場申込が出来るサイトです。
知らないハウスメーカーも多いと思うのでぜひ利用してみてください。
資金計画と住宅ローンの準備
土地とハウスメーカーが決まった段階で、住宅ローンの検討もスタート。
いくつかの金融機関で仮審査を受けながら、金利や返済条件、団信の内容などを比較。
将来の教育費や生活費もふまえて予算を組むことにしました。
注文住宅の間取り決め
注文住宅といえば「間取りが自由に決められる」のが魅力です。
我が家では夫が建築士の資格を持っていることもあり、夫が図面を描いて提案しました。
土地が決まると、そこではどんな生活になるのか想定しながら何度も書き直した図面だったこともあり、満足のいく間取りになったと思います。
何をどこに収納するのかなども考えていたのですが、こちらの要望がしっかり伝わったおかげで間取り決めはとてもスムーズに進みました。

コンセントの位置、個数、使用用途まで決めてたのには驚きました。
水回りの動線や収納の配置など「暮らしやすさ」を考えた間取りになったと思います。
実際に足を運んで色んな家を見る
ハウスメーカーのモデルハウスだけでなく実際に建てられたばかりの新築の家を見学させてもらえる機会もあります。
完成見学会や引き渡し直前のお宅を見せてもらえることもあるので、気になる方は担当者に聞いてみるのがおすすめです。
我が家の場合、基本の間取りは早い段階で固めていましたが最終決定まではある程度の修正が可能でした。
家の大きさが大きく変わるような大幅な変更は難しいですが、次のようなことは微調整できます。
自分たちの間取りと比較しながら他の家を見る期間があるのはありがたかったです。
モデルハウスに宿泊体験
建築会社の意向でモデルハウスに宿泊体験させてもらう機会がありました。
図面上では分からない寝室の照明の明るさやリビングの天井高の圧迫感、音の響き方などを体感できました。
宿泊体験のときに1番実感したのが断熱性能です。
真冬の雪積もる寒い中で宿泊体験したので、室内がどれだけ暖かくなるか体感できました。
この体験を通して断熱材の仕様を決めたので、当時の私たちにとって大きな収穫があるものでした。

お泊り会的な楽しさもあり、長男が大喜びだったのでモデルハウス泊は本当におすすめです!
新築の家を見せてもらう
モデルハウスやショールームとあわせて実際に人が住む新築の家を見学できると、よりリアルな暮らしのイメージがつかめます。
各ハウスメーカーでは、オーナーさんの協力を得て実際の新築宅を見せてもらえる「完成見学会」などを開催していることがあります。
これはモデルハウスよりも生活に即した照明や収納などを見られることが多いのでかなり勉強になりました。
また、もし友人や知人で家を建てたばかりの方がいたらハウスメーカーが違っていても見せてもらうのがおすすめです。
「玄関からLDKまでの動線がいいね」「収納の位置が参考になる」など、リアルな生活感や工夫に気づけて、自分たちの家づくりにも役立ちます。

「ここ失敗したな」と思っているポイントを聞いておくとさらに参考になりますよ。
なるべくたくさんの家を見て、暮らしのイメージを具体化しておくと、後悔のない選択がしやすくなります。
設備・内装の選定はショールームへ!
キッチンやお風呂などの住宅設備は、ショールームに出かけて実物をチェック。
TOTOやLIXIL、タカラスタンダードなどを見比べながら、機能やデザイン、お手入れのしやすさを重視して選びました。
ショールームで見たからこそ決めたキッチンの話はこちら↓
この時期にインテリア(内装・外装)の色や素材も決めていくことに。
床材、建具、クロス、外壁、カーテンなど…決めることがたくさんで迷いましたが、事前にSNSで事例を見ておいたのが参考になりました。

Pinterestで気に入ったデザインのものをまとめていたので、担当者にイメージを正確に伝えられました。
一度見積もりを出してから金額調整へ
希望する設備・仕様で一通りプランをまとめてもらい、初回の見積もりを提示してもらいました。
「やっぱり予算オーバー…」となったので、ここから数回にわたって仕様やグレードの調整を行いました。
たとえば収納棚を造作から既製品に切り替えたり、トイレのペーパーホルダーを施主支給にしたりするなど、できるところでコストダウンして譲れない部分はキープする形で調整しました。
最後の最後まで譲らなかった広めのお風呂の話はこちら↓
最終仕様決定し、地鎮祭へ
納得いくまで話し合い、すべての仕様が決定!
この段階で正式な請負契約を結び、住宅ローンの本審査・実行も進めていきました。
いよいよ着工…の前に、地鎮祭を行いました。
神主さんに来てもらい、工事の安全と家の無事完成を祈願しました。
着工〜入居まで
着工開始
地鎮祭後、地盤改良や基礎工事からスタート。
日々進んでいく現場の様子にワクワクしながら、定期的に見学に行きました。
「本当にこれでよかったのかな?」というちょっとした不安もありましたが、少しずつ家がカタチになっていく様子を楽しむことができました。

私は次男の妊娠中で体がつらかったのであまり現場に足を運べなかったのが心残りです。
施主検査(引き渡し前のチェック)
家が完成すると施主検査(立ち合いチェック)が行われます。
気になるところがないか、図面通りに仕上がっているか、最終確認をしました。
この時に気になっていることがあれば修正してもらうことができます。

我が家では電気のスイッチの位置を変更してもらいました。
外構工事は引き渡し後に
我が家では外構工事は引き渡し後に行いました。
理由としては、住宅ローンとの兼ね合いやスケジュールの都合。
なにより生後間もない赤ちゃんがいたので、外構工事の音が気になるかもしれないと思ったので
家の引き渡し後もしばらく工事が続くということだったので、工事終了後に入居することにしました。
このときまでに表札と宅配ボックスを用意しておき、設置を一緒にお願いしました。
ちなみに宅配ボックスは郵便受けと一体になったものを選びました。
引き渡し・入居
いよいよ鍵の引き渡し!
スマートキーって結構大きいと思いながらの受け取りでした。
↓これを機に新調したキーケースの話はこちら
各種書類や設備の説明を受けた後、晴れて新しいおうちでの暮らしがスタートしました。
乳児がいる中での引越しは慌ただしかったけど、やっぱり新居は快適です。
引っ越しに必要な手続きはこちらにまとめてあります。
まとめ:家づくりは一歩ずつ、自分たちらしく
- モデルハウスへの宿泊や新築見学でイメージを具体化できた
- 住宅ローンや資金計画を早めに整理しておいた
- 妥協ポイントとこだわりポイントを夫婦で明確にした
注文住宅の家づくりは、決めること・やることが想像以上に多くて大変!
でもそのおかげで夫と話す機会も増え、よりお互いの価値観を知るきっかけになったと思います。
「自分たちの暮らしにフィットする家」を形にしていく過程はとても面白く、完成したときの達成感はひとしおでした。
これから注文住宅を検討する方は、ぜひ焦らず一歩ずつ、「今はこの段階」と流れを把握しながら進めてください。
わが家の進め方は一例にすぎませんが、これから家づくりを始める方の参考になればうれしいです。
家族で話し合いながら理想の住まいをカタチにしていってくださいね。
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